福井城址のお堀で行われた、水抜き作業に参加しました

こんにちは。テッシーです。最近イライラが止まらんわ! 僕には「命の母」が必要です(笑。

8月8日、福井城址のお堀で行われた、大規模な水抜き作業に参加しました。

この取り組みは、魚類や水生生物を安全な場所に移し、特定外来生物を駆除してお堀の生態系を守るためのものです。お堀の水が引くと、普段は絶対に見られない底の地形や歴史的な構造が姿を現し、そこに立つとまるでタイムスリップしたような感覚に。

当日は多くの県民ボランティアが集まり、ヘドロ泥に足を取られながらも笑顔で声を掛け合い、作業を進めていきました。炎天下での作業は体力的に厳しかったですが、誰もが前向きな表情を崩さず、地域の自然を守るという共通の思いでつながっていたと思います。

今回の活動には、テレビ番組の撮影クルーも入りました。全国の視聴者に向けて福井の風景や活動の様子を発信するための収録で、私はフィルムコミッションとして撮影に協力。

「撮影協力」と「現場作業」、一見まったく別の仕事のように思えますが、私にとっては同じ軸の上にあります。どちらも、地域の価値を高め、外に伝えていくために欠かせないものです。撮影スタッフが切り取る画角の中に、県民の方々が一生懸命活動する姿が映る。その映像が全国に届くとき、そこには現場で感じた熱や思いも一緒に伝わるはずです。

作業中に交わしたちょっとした冗談、泥まみれになりながら笑った表情、終わった後の達成感……そんな瞬間こそ、地域の魅力だと感じることができました。映像に映らない部分にも、福井の価値というものが存在していると信じています。

この日、私は「地域とメディアをつなぐ架け橋」としての役割を大きく実感しました。歴史的な景観と自然環境を守るために汗を流す現場に立ちながら、それを外へと発信する準備を整える。この様々な視点を見ることができる立場だからこそ分かるものが、確かにありました。

放送は近日予定。詳細はまだお伝えできませんが、福井城址で繰り広げられたこの一日の物語が、多くの人の心に届くことを願っています。

iphone にて撮影