ワインショップ、pcoeur(ピクール)の会員向けメール配信システムの開発を行った。
設定したメールを、会員リストのデータを参照して、全員に送信する、というシステム。会員各自が違うメールになるように名前や設定した文章などを追加する機能もあり。レンタルサーバでもきちんと送信が可能なように対応。様々な要因によりメール送信できないケースが考えられるため各ステップでチェック機能、ログ保存、デバッグモードあり。不正アクセスによる誤送信を防ぐためコマンドラインでの管理プロラグムとしている。
無料の配信ツールやプラグインとかあるし、そもそもメールをBCCで送ればいいだけのことじゃないの、と思う方もいるだろう。フリーの配信ツールやプラグインのソースを見てみたが、素人ならまだしも、ホームページ制作会社のソースであっても、それは酷いものが結構ある。作った本人は自信アリなのでさらにタチが悪い。つまり気づいていないのだ。もちろん使うべきではない。BCCでのメール大量配信に関しても人的ミスのリスクが大きすぎて情報管理に敏感な昨今、企業は使うべきではない。個人情報を扱うのであれば独自開発がベターだ。
やはりプロにはプロたる裏打ちされた経験が違う、その経験が様々なリスクを分散させるための思考を育む。そして多くの条件分岐のパターンを考える、システム開発に深みをもたらすのである。
よく一般の人で、ホームページ作れます、プログラムできます、というのを見かけるが、お願いするのはやめておいた方がよい。外見はそれなりでも中身はボロボロの欠陥住宅のようなものだからだ。問題の発生する確率が少ないから今気づいていないだけで、それは大きなリスクを孕んでいることを忘れてはならない。
2015−
Client : pcoeur
Management / Program : TESSY Ital
Programming Language : Perl / UNIX