福井県FCとしての映画PRへの関わり:内部連携による事例

こんにちは、テッシーです。ってか、東京って暖かいんだな!

福井県フィルムコミッションでは、福井県内の撮影における補助金制度がありまして、今回の映画『雪の花 ーともに在りてー』のロケ地が主に福井県ということで、その助成協力もさせていただいております。

福井県フィルムコミッションは、福井県庁内にございます交流文化部、魅力創造課のフィルムコミッションという位置付けです。また県における『雪の花』の映画PR活動は、この福井県フィルムコミッションだけでなく、他課もPRイベント行っていますので、その事例をご紹介したいと思います。

どちらも講演イベントとしての着地点はほぼ同じなのですが、映画という素材を何と絡めるかの着眼点が文化財なのか、歴史なのかで異なっているのが面白いですね。

まずは、福井県教育庁 生涯学習・文化財課の地域おこし協力隊である山本恵 氏(FB:@megumi.yamasun)が企画立案したトークイベント、福井の文化財の活用による地域づくりや文化発展に貢献する、という観点から数多くの文化財が保管されている大安禅寺と映画を絡めたイベントです。

『雪の花』に学ぶ感染症とこれから
https://daianzenji.jp/%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%80%8E%E9%9B%AA%E3%81%AE%E8%8A%B1%E3%80%8F%E5%85%AC%E9%96%8B%E8%A8%98%E5%BF%B5%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88%E9%96%8B%E5%82%AC/
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2025年1月18日(土)に笠原白翁が眠る大安禅寺にて、福井大学医学部の定 教授と、笠原白翁の末裔で看護師の笠原健さんをお招きし、「『雪の花』に学ぶ感染症とこれから」と題して、感染症の歴史やこれからの未来について。

次は、福井県文化交流部 魅力創造課の福井県職員である藤野一郎 氏(FB:https://www.facebook.com/profile.php?id=100036278813176)が企画立案したセミナーイベント、歴史から福井の魅力を発信、向上という観点から映画を絡めたイベントです。

蘭学セミナー 感染症と闘った不屈の人たち
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/brandeigyou/taiga/rangaku_seminar.html
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2025年2月9日(日)にザ・グランユアーズフクイにて、大阪大学適塾記念センターの松永和浩 氏と西川哲矢 氏をお招きし、感染症に寄与した『雪の花』主役の笠原良策と蘭学塾を開いた緒方洪庵のお話し。

個人的には、年間のPR計画による意識共有、そして戦略的に他部署との協力体制の確立があれば、さらなる効果が見込めたかもですが、この横連携…大きな組織ほど意外と難しく、他業界で経験ありで…これまで無理なことも多かったなぁ(笑。

福井の魅力のひとつなのですが、本当に優しい人が多いんですよ! なので、きちんと事前アプローチすれば、横連携はいけるはず。ただ積極的に音頭をとる(グイグイではない人情交渉型)リーダータイプは、どの業界でも少ないから、そこかもね。

映画『雪の花 ーともに在りてー』をよろしくお願いします。

映画『雪の花 ーともに在りてー』特設サイト
https://movies.shochiku.co.jp/yukinohana/
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江戸時代末期、死に至る病として猛威を振るっていた疱瘡(天然痘)から人々を救うため、治療法を探し求めていた笠原良策(松坂桃李)は、京都の蘭方医・日野鼎哉(役所広司)のもとで学ぶうち、種痘(予防接種)という方法を知る。種痘の実現のため藩や幕府を巻き込み、人々の命を守るために奔走する笠原良策の姿を描く。